2025年1月から5月にかけて、「労働者派遣業」の倒産件数は前年同期比211.7%増の53件に達しました。特に、5月だけで15件(前年同月比400.0%増)の倒産が発生し、年間最多ペースで進行しています。負債総額も深刻で、1月から5月の累計で約56億円に達しており、規模の大きな倒産が目立つ状況です。
主な原因は、販売不振や派遣スタッフの確保困難、人手不足による待遇面の格差拡大といった問題が挙げられます。中堅企業も特に影響を受けており、倒産件数の急増につながっています。人材派遣業界の構造変化が今後さらに厳しい経営環境を生む可能性があり、注視が必要ですね。

TSR引用